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インタビュー

インタビュー

vol 01.

神原康人さん
理学療法士

神原康人さん

リハビリテーションの意義

院長

当院へ入職したのは4年前です。それまでは同じ法人内の別の医療施設にいて、異動してきました。理学療法士になって20年以上ですので、ここでは若い人たちに指導なども行っています。理学療法士は、病気、疾病によって不利益を生じている人たちや障害を負った人たちにリハビリテーションを指導して、できるだけ元の状態に近づけるのが仕事です。
元々、リハビリテーションという言葉は、「何か自分の権利を失った人がその権利を回復させるために行う活動」を指します。つまり、私たちが行うリハビリテーションも単なる機能回復だけでなく、患者様の社会的な復帰や自分らしく生きるためということに繋がっています。理学療法士は、物理的な温熱療法や電気療法などを用いた痛みの軽減、運動療法による基本的な関節の動きや筋力の回復などを行います。ほかにも、立つ、歩く、起き上がるといった基本的な動作を患者さんに指導しながら回復の手助けをしています。院内のリハビリテーションは理学療法のほかに、作業療法士が行う作業療法、言語聴覚士が行う言語聴覚療法などもあります。

療養型ならではのリハビリテーション

院長

療養病院のリハビリテーションは急性期病院のものとは性質が異なります。急性期病院だと入院期間が一ヶ月未満と短いので、必然的に一人ひとりに関われる期間は短くなります。理学療法士にとってはいろんな科があって患者様も老若男女、いろんな疾患や症例を見ることができますが、回転は早く、これから良くなっていくという頃には退院や転院ということもあり、最後までしっかり見るということがあまりできません。当院のような療養病院だと患者様と長期に渡って関われます。一方で、さまざまな病気が重なっている方も多いので、リハビリテーションは一筋縄ではいきません。改善していく方もいますが、これ以上機能が落ちないようにリハビリテーションをするという方も多いです。そういった患者様たちと接していく中で、私たちはリハビリテーションだけをやっていればいいわけではなく、看護師や介護士などとそれぞれの専門性を生かした連携を取って、患者様が「自分らしく生きる」ことへ繋げていくのが重要です。それで患者様に改善が見られるとすごくやりがいを感じますね。

時代が変わっても患者のためになるサービスを

院長

当院は介護保険が始まった2000(平成12)年に開院しました。その頃からリハビリテーションには力を入れていたようで、培ってきた歴史と経験があります。入院患者様だけでなく、在宅で生活する要介護者の方などを送迎してリハビリテーションを行う「通所リハビリテーション」といったサービスや人員体制など、内容もどこにも負けないつもりでやっているので充実していると思います。今後は時代や制度の変化、病院のあり方に合わせて内容も変わっていくかもしれませんが、大事なのは患者さんのためになるような、より質の高いサービスの提供です。これは変わらずに続けていきたいです。

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